イスタンブール行きたい

たまに書きたくなります

私のような口下手で「就活が苦手」な就活生に伝えたいこと

映画『何者』を観たので、せっかくだから私が就活について考えてたことを書いてみる。

内容としては、これから就活する人で私のような口下手な人向けに、口下手で就活が苦手な人は就活でどうするべきかみたいな話だ。就活が苦手でインターンに落ちまくった私が考察した内容なのでそれなりの説得力はあるんじゃないかと勝手に思ってるが、推測や経験していないことを勝手に書いてたりするのであまり真に受けすぎないようにもしてほしい。これを読む就活生がいるのかわからないが...

この文章の対象者は、

 ・高学歴の文系だがコミュ力なかったり口下手であったりする人。

 ・「就活が苦手」な人

まあこの2つは同じようなものか。

対象とならないのは、

 ・コミュ力めちゃある人

 ・ハイスペックな人

 ・高学歴ではない人

 ・理系

である。コミュ力があって就活が得意な人はこんなの見てないでさっさとゴールドマンサックスやマッキンゼーとかを受けたほうがいい。

ここからは私のような「就活が苦手」な人向けに伝えたいことをいくつか述べたい。

ちょっと偉そうに聞こえるかもしれないけど、許してください。

知名度や周りの目を気にする必要はない。あなたと合う業界、合う企業を探そう

② 「就活が苦手」な人のほうが幸せかもよ?(って勝手に思ってる。根拠は一応ある)

③ エンジニアのすすめ

知名度や周りの目を気にする必要はない。あなたと合う業界、合う企業を探そう

(1)高学歴でハイスペックな人たちに人気のいわゆる「上位企業」は通らないと思ってた方がいい

高学歴な文系の学生に人気の業界は、商社、不動産、広告、航空、コンサルなどだろうか。これらの業界はとても人気で、高学歴の優秀な人がたくさん受ける。たくさんの人が受けるということはどういうことだろうか。一次や二次の選考はグループディスカッションや集団面接が多く、自己をアピールする時間が非常に限られているということだ。普通の個人面接であっても、時間は短いのではないだろうか。このような限られた時間の中では、どうしてもコミュ力がある人が上に進むことになる。したがって、コミュ力に自信がなかったり口下手な人は、こういった人気企業で通ることは難しいと思ったほうがいいかもしれない。

 それに、このようなコミュ力がかなり高い人ばかりの環境が、果たして自分に合っているかどうかは考えたほうがいいだろう。また、これら人気業界を志望する理由として、年収が高い、ということ以外になにか思いつくかもよく考えるといいと思う。よほど強い志望理由がなければ、年収が高いから、ブランドがあるから、みんなが受けているから、という理由でこれらの業界を受けることはないと思う。大企業であっても、時代の変化についていけず問題を起こしたり倒産したりする会社はたくさんある。今安定していて年収が高い企業だからといって、この先もずっとそうだとは限らない。

(2)就活はマッチング。自分に合う業界、企業を探そう。周りの目は気にする必要なし

 人の性格は千差万別で、企業の性質や雰囲気も然りである。多くの企業の選考に落ちた人は、単純に縁がなかった、合わなかったのだと思った方がいい。恐らくその人とその会社の雰囲気が合わなかったのだろう。だが、この世にはこれだけ多くの企業があるのだから、まだ出会えていないだけであなたに合う業界やあなたに合う企業は必ずあるはずだ。それを見つけるのは簡単ではないかもしれないが、探す努力をするべきだ。大きな会社や有名な会社に入る必要はない。周りからの評価と、自分が働きやすいことのどっちが大事だろうか(ちなみに、私が内定先をだれかに聞かれて答えても、知ってると答えた人は今まで一人もいない)。また、口下手な人が、会社のことをよく知り、会社に自分のことをよく知ってもらうには、一次面接で十分な時間を取れるような採用人数も受験人数も少なめな企業のほうがいいんじゃないかと思う。ただし、ブラック企業には気を付けましょう。

② 「就活が苦手」な人のほうが幸せかもしれない?

就活が得意な人は、異なる業界の「上位企業」からいくつも内定をもらったりする。かたや、就活が苦手な人は、多くの企業で不採用となり苦労して1社で内定となったりする。どちらのほうが幸せだろうか。実は私は後者の方が幸せなのではないかと思っている。理由は、後者の方がより自分に向いている職場で向いている仕事をできる可能性が高いように思うからだ(統計を取ったわけではないので実際のところはわかりません。)。多くの内定を得た人は、体は1つしかないので、どれかの企業を1つ選ばなければならない。そうして最終的に選択した企業は、果たして本当にその人に合うのだろうか。

就活が得意な人は、そのコミュ力の高さと頭の回転の速さで、たとえその企業と合わないところがあっても選考をうまく器用に乗り越えることができてしまうのではないかと思う。それよりは、就活に苦労してやっと合うところを見つけられた、という人のほうが、就職した後の幸せ度は高いのではないだろうか(能力が高い人はどこでもやってけるとか、どこでも転職できるとかそういう反論はあると思うが…)。

 ただし、この話は、高学歴の人に限る。なかには人数集めのため使い捨てのように適当に人を雇用するブラック企業もあるみたいなので、そういうところに就職できたとしてもだからそこが合っているとは思わない方がいい。そういったところは、採用実績校や評判、離職率などから判断しましょう。

③ エンジニアのすすめ

 これは私がエンジニアになるから、ということでくどいと感じるかもしれないが、就活が苦手な文系の人にエンジニアを勧めるのはそれなりに根拠はある。就職して文系に求められることは、総合職で言えばおもに営業や企画、マネジメントなのではないかと思う。だがこれらの能力は、就活が苦手な人はあまり持ち合わせていないのではないだろうか(そうでもないのかな?私はそうだ)。それよりもむしろパズルを解くのが好き、とか、何かを自分で作るのが好き、というのであれば、エンジニアは向いていると思う。ただ、エンジニアはチーム単位で細かいことまで話し合ったりするので、口下手はうまく矯正できるよう努力しないといけない。私も今苦労している。しかし、コミュ力とかそれだけで勝負しなければいけない文系の総合職よりは向いている場合があるのではないだろうか(全然向いてない人もいるので気を付けてください)。それに、エンジニアの需要は高まっているのにその能力を持つ学生は少ない。未経験でも採用される可能性は十分にあると思う。私もHTMLとCSSしかわからなかったが採用された。

エンジニアになることのメリットを挙げると、

 ・会社に頼らなくても生きていけるようになるかもしれない

 ・やりたいことができたときにすぐに試してみることができるようになる

 ・ITは業界横断的なものなので、その気になればいろんな業界に転職できるようになるかもしれない

 ・アプリとかの仕組みとかがなんとなくわかるようになって、おもしろい

 以上のような理由で、文系の人でもエンジニアはけっこうおすすめだが、エンジニアになるなら相当勉強しないといけないし一生勉強続きなのでそれは覚悟しないといけない。根気がない人にも向かない。プログラミングの勉強は簡単ではないし、なかなか進まない。プログラミングだけ勉強すればいいってものでもなく、コンピュータやネットワークの仕組み、サーバーをいじったりデータベースをいじったりと勉強することは山ほどある。あと、婚活や合コンとかやるならどうしても商社マンや銀行マンには勝てないかもしれない笑。私もいろいろと偉そうに書いたが、実際まだまだエンジニアとしてのレベルは全然だめだ。もっともっと勉強しないと全然働けるレベルではない。が、プログラミングは楽しいし、やりがいがあると思う。これから就活する人は、まだ時間もあることだし、ドットインストールProgateを少しやってみて向いてそうかどうか見てみることを勧めたい。

就活を控える、「就活が苦手」な人の参考になるようなものが書けたか怪しいが、参考になるといいなあと思う。