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ゲームオブスローンズが世界史になったら誰の名前が教科書に載るのか考えた

ゲームオブスローンズが終わった

先日HBOの偉大で重厚なドラマ、ゲームオブスローンズの最終回が放送され、10年弱に渡る物語が完結した。 この最終シーズンのためにAmazonスターチャンネルに契約して、初めてリアルタイムでこのドラマを観た。 Twitterで誰かが「これから何十年たっても不朽の名作と語り継がれるであろうこの偉大なドラマの最終章をリアルタイムで見れるなんて幸せだ」と言っていたが、まさにその通りだ。

最終章には色々な批判が当たった。人物の描写が粗くなったとか、同意する部分もあるが、それでも綺麗にうまく納得感の高い形でまとまったと思う。 好き嫌いを言うのは自由だが、クリエイターに対して作り直せなどと言うのはリスペクトを欠いた恥ずかしい行為だろう。トータルで考えてゲームオブスローンズが比類なき素晴らしいドラマであることは疑いようがない。

ゲームオブスローンズを観る前は、シーズン長いしファンタジー自分あんま好きじゃないしほんまにおもろいんかな、と一歩引いて見始めたが、これほど面白く重厚なドラマは他にないだろうと思う結果となった。 ゲームオブスローンズを観たことをきっかけに、West World、Big Little Liesなど他のHBO作品を観るようになったことも良かった。いずれも非常に面白い。 ゲームオブスローンズを見始める決断をした1年半くらい前の自分に感謝したい。

歴史の奥深さ

ゲームオブスローンズを全て見終えて思ったのは、歴史の奥深さだ。 ゲームオブスローンズはとても重厚で濃密な物語であるが、たかだか10年にも満たない時間軸の物語である。世界史的な視座で見ればほんのわずかな時間である。

ホワイトウォーカーやドラゴンはいないが、ゲームオブスローンズで繰り広げられた物語は実際の世界史においても起きたようなことのはずだ。 実際の世界はウェスタロスとエッソスを足したよりも何十倍、何百倍も広く、人類の歴史も何百倍、何千倍の長さもある。

私は高校生の頃から世界史が大好きで、もはや世界史の勉強は趣味みたいなものだったが、それでも知っているのは世界史の表面的な事実...目立った人物や出来事だけなのだ。 そう思うと、世界史の教科書で一行で語られる出来事の裏に、どれだけの個性的な人々の思い、ドラマがあったのか...ゲームオブスローンズで登場した名前のある人物は数百人に上ると思うが、皆にそれぞれ心揺さぶられるようなドラマがあった。 それこそ本当にたくさんの物語があるのだ。ゲームオブスローンズを観て、この世界の歴史物語をもっともっと知りたいと思った。

さて、前置きが長くなったが、ではもしゲームオブスローンズが世界史になったら、一体誰の名前が教科書に載ったり試験に出たりするのか考えてみた。 ここからネタバレありです。

【ネタバレあり】ゲームオブスローンズが世界史になったら、誰の名前が教科書に載るのか考えた

前提条件 ウェスタロスとエッソスは世界の全てなのか、一部なのか

ウェスタロスとエッソスの位置付けによって、歴史の粒度も変わりどこまで教科書に載るかがかなり変わってくる。

ゲームオブスローンズで登場する世界は、基本的に西のウェスタロスと東のエッソスのみだ。 この世界にはウェスタロスとエッソスが世界のほぼ全てなのだろうか。それとも世界におけるイギリスぐらいの規模のものなのだろうか。

登場人物たちは、しょっちゅう北から南へわりと気軽に行き来していた。もちろん遠く危険な道のりだろうが、何週間も何ヶ月もかかるような距離ではなさそうだ。 シーズン7では壁の向こうで窮地に陥っていたジョン・スノウたちをドラゴンに乗ったデナーリスがコンコルドのような速さで南の方から助けに来ていたが、ドラゴンがコンコルドのように速いのはもちろんあるだろうが、実際ウェスタロスはそんなに広くないのだろう。

さほど広くないと思われるこの世界だが、ドラマの中ではあたかもウェスタロスとエッソスが世界の全てであるかのような描かれ方がしていた。 使用されている武器(クロスボウとか)や船の形を見るに、ゲームオブスローンズの時代は15世紀ぐらいではないかと思われる。船はガレオン船のような船で、15世紀ぐらいに登場した船だ。 現実の世界では15世紀には商人は中国とも交易をしていたし、外国との関わりは当然あるはずだ。 にも関わらず他の外国がある気配がなかったので、世界はウェスタロスとエッソスであると考えるのが自然なのかもしれない。

だが、ここではウェスタロスとエッソスは世界の一部として考えたい。

中国のような国と交易しているような描写はドラマになかったと思うが、ゲームオブスローンズは貴族の争いがメインの話なので描写されなかっただけなのかもしれない。 それに、最後にアリアは西部へ海路を旅立った。せっかく旅立ったのに、海しかなくて世界を一周して結局エッソスの東海岸に着いた、みたいな結果にはなってほしくない。

なんだかんだ色々言ったが、私は高校で日本史の授業は受けていたが受験では使わなかったので、ほとんどちゃんと勉強しておらず一国の歴史の教科書の粒感がよくわからない。 一方世界史は息を吸うように勉強していたので、世界史の粒感、感覚はわかる。 なのでここでは世界の中のウェスタロス・エッソスとして誰が歴史に名を残すか考えてみることにする。

世界史の教科書に載る人物 (センター試験レベル)

世界史の授業を高校で受けたことのある人なら誰でも知ってる山川の青い世界史の教科書に載る人物を考えた。 つまり、最も名前の載りそうな人物たちだ。 ただ、世界史の教科書に載る人物イコール一般的にも有名な人物というわけではない。世界史的意義と一般にも知られるほどの功績は必ずしも一致しない。 ここでは世界史的な意義の視点から、教科書に名前が載る人物を考えた。

ロバート・バラシオン

特にこの人物に思い入れがある人はあまりいないと思うが、最も世界史の教科書に載りそうな人を一人挙げろと言われたらロバート・バラシオンだと思う。

彼は呑んだくれで統治能力もなく、シーズン1で狩りの最中酔っ払ってイノシシに突かれてあっけなく退場したが、彼は長く続いたターガリエン王朝を倒した。

長く続いた王朝が倒され、新しい王朝が始まるのは大きな出来事で、世界史的な意義の大きい出来事だ。 実際プランタジネット朝(ヘンリ2世)、テューダー朝(ヘンリ7世)、スチュアート朝(ジェームズ1世)など新たな王朝の始まりの王は世界史の教科書に載っている。 いずれも地味でそこまで目立った功績もないが、しっかり教科書に載っている。 ロバートは統治で特に目立った功績もないが、逆に特に目立った失点もない。 無難に確実に教科書に名前を載せるだろう。

しかも倒した前王は狂王エイリス・ターガリエンだ。狂王を倒した人物として好意的に語られるかもしれない。 フランスの体制を変えたナポレオンは背が低く見た目の良い人物ではなかったというが、彼はハンサムなイメージで通っている。 太った飲んだくれのロバートもハンサムなイメージを後世の人々からもたれるかもしれない。

アリア・スターク

アリア・スタークがいなければ世界、少なくともウェスタロスは死の島になっていた。ウェスタロスの救世主だ。 アリア・スタークはナイトキングを倒し、ホワイトウォーカーの恐怖から人類を解放した。

ナイトキングとの戦いは、明確な指揮官と言える人がいなかった。 ジョン・スノウが多くの人々を説得して結託させ、ナイトキングとの戦いの立役者となったことは疑いようのない事実だが、彼が人類軍を代表する指揮官だった断言するのは難しい。 デナーリス・ターガリエンとの二挙党体制だったが、この歴史に残るホワイトウォーカーとの戦争における勝利の栄誉はアリア・スタークが全部持っていくだろう。

しかもアリアは女性であり、20歳にもなってるかなってないかぐらいの年齢で、少女と言ってもいいぐらいだ。 ジャンヌダルクと並ぶ伝説の女神として歴史に名を残すだろう。 後世ではアリアを主役にしたドラマや映画などのコンテンツがたくさん作られるはずだ。

さらに、ドラマの最後でアリアは誰も先を知らない西部へ旅立った。 もしかしたらコロンブスばりの新大陸発見の偉業を成し遂げるかもしれない。 アメリカ建国の父の政治家であり避雷針を開発した発明家でもあったベンジャミン・フランクリンを超える、ウェスタロスの救世主であり新世界の開拓者と、マルチに偉業を残した伝説としてアリア・スタークは語り継がれるかもしれない。

ブランドン・スターク

バラシオン朝後期からの混乱期...よくわからん宗教が蔓延し、聖堂が大爆発し、サーセイ・ラニスターが女王になったがデナーリス・ターガリエンの乱による王都の荒廃。その王都を再建し、世襲制度が終わり、新たな貴族による選挙制度で始まった王朝の初代の王だ。

ブランドン・スタークは王の手と小評議会にほとんど政治を任せ、自らは象徴権力となり、実質的な実績は残さないかもしれないが、民衆にも重きを置く新たな政治的価値観の王政の初代王は、世界史の教科書に名前が載ること間違いない。

ブランが持つ能力は、10人の話を同時に聞ける聖徳太子的なノリで語られるだろう。

難関私立大学の入試で出題されるレベル

山川の世界史の教科書に端っこの注釈の部分に載ってたり、世界史の図説には載ってたりはするかもしれない人物たちだ。世界史で上位の私立大を狙う受験生なら当然抑えておくべき人物たち。

デナーリス・ターガリエン

センター試験レベルに上げてもいいかと迷ったが、難関私立大レベルにした。 デナーリスは多くの肩書きを名乗っており、功績の多さの証左になっている。「嵐の申し子」「ドラゴンの母」「奴隷解放者」... デナーリスとジョン・スノウの初対面のシーンでは、ミッサンディがデナーリスを紹介しデナーリスの長い肩書きをつらつらと述べ、ジョン・スノウとダヴォスが圧倒されてタジタジになっていた。

デナーリスは最初から最後まで物語の中心であり続けたが、世界史の観点から見ると、デナーリスの功績で最も注目すべきは、海を渡ったことがないドラスク人をウェスタロスに連れてきたことではないかと思う。 デナーリスが退場した後のウェスタロスでドラスク人がどうなったのかわからないが、ティリオンとブランなら彼らを追い出す判断はせず、自治領を設けるなり共存する道を選ぶはずだ。民族の融合だ。

世界史において、人の移動は重要な出来事だ。ゲルマン人の大移動、ノルマン人の大移動。

移動したゲルマン人ヴァンダル王国とか東ゴート王国とか西ゴート王国とかあちこちに王国を建てた。 だが、その移動を誰が率いたとかの話はあまり聞いたことがない。

ノルマン人の移動もかなり世界史上に大きな影響を与えており、ロロがフランスにノルマンディー公国を建てたりクヌートがイングランドにデーン朝を建てたりノルマンコンクエストが起きたりと、 王国を建てることに成功した者はしっかり名を残している。

ところが、ヒストリーチャンネルのVikingsの主人公、ラグナル・ロズブロークの名前は、どれだけ世界史の知識のある受験生でも知らないだろう。Vikingsを見始めた時は私も、ラグナル?誰だそいつと思った。 ラグナルはタフでノルマン人の飛躍の礎を築いた人物だが、イングランドに乗り込んだりパリを侵略しようとして失敗したりして結局国を建てることはできなかったので、名前を残せなかった。

デナーリスも王都をわずか数時間で陥落させたが、最終的には王の座を奪取することには失敗した。 その点において、この出来事の主語としてはデナーリス・ターガリエンの名よりもドラスク人となりそうだったので、センター試験レベルにはしなかった。

だが、その後のブランドン・スタークから始まる新時代を作るきっかけとなったことで、世界史的な意義はある。 また、ドロゴンが地球上に存在する最後のドラゴンなら、ドロゴンがメスで卵を生んでなければドラゴンは絶滅、最後のドラゴンの母として知られるだろう。

ドラスク人とドラゴンを伴って王都を侵略した異色な女性として映画化やドラマ化され、一般的な認知度は高くなるかもしれない。

ティリオン・ラニスター

世襲の王権を廃止し、貴族による選挙制度の提案者であり、近代的な選挙制度の先駆けとして名を残す。

新時代の王の手、つまり宰相としての実績によっては、ウォルポールのようにセンター試験レベルに格上げできるだろう。 今は小評議会、つまり内閣が存在しているが、貴族議会などを作ればセンター試験レベル格上げは間違いない。 そこまでいかなくても、優秀な働きをすれば、リシュリュー枢機卿のように有能な実質執政者として名を残せるだろう。

氷と炎の歌」にティリオンの名前はなかったそうだが、新時代で活躍すれば、過去の功績も研究され、記録される。 ブラックウォーターの戦いでスタニス・バラシオンを撃退し王都を危機から救ったり、ジョフリー・バラシオン殺害容疑で死刑になったが兄ジェイミーに助けてもらったり、デナーリス・ターガリエンとジョン・スノウの間を取り持ち人類の危機を救う手助けをしたり。 後世の人間がティリオンについて字面だけ読めば、こいつは数年の間に主君を何度も鞍替えして一体何なんだ、と思うかもしれないが、その実正しくあろうとした人間愛に溢れた人物なのである。 世界史で一行で語られる出来事の背景にある人間のドラマを最も感じさせるのがティリオンだ。

最難関私立大学の入試で出題されるレベル

最難関私立大学とはいえ、私立大学レベルまでの問題が多くを占めるが、たまにそんなん誰も知らんがなみたいな問題が出る。他の受験科目に自信があれば知らなくてもいいような人物たちだ。

サンサ・スターク

ブランドン・スタークの即位と同時に、北部が独立し(という解釈で合ってるのか?)、初代王女となった。 イメージ的にはブリテン王国からスコットランドが平和的に独立した、みたいな感じだろうか。 独立した北部の未来によってサンサ・スタークの名前の重みも変わってくる。しばらくしてまた七王国として併合されたらほぼ重みはないが、アリアが開拓した西部をアリアと共に併合して大国になるチャンスもある。だがあまりそういうイメージはない。

シーズン1から見返すと、サンサの成長に驚く。本当に最初は少女だったが、最終シーズンの戴冠式の風格たるや。エリザベス1世を彷彿とさせる風格だ。

ピーター・ベイリッシュ...私は彼を推していたが、彼や過酷な境遇から政略を学び、とてもとても成長した。 そんなサンサが率いる北部のイメージとして私が感じるのは、小国でありながら高い諜報力を持ち大国と渡り合ったヴェネツィアだ。 高い諜報力で長年に渡り巧みにキリスト教世界とオスマン帝国の間で綱渡りをして繁栄した稀有な国。サンサの率いる北部はそんなイメージだ。 だが、そんなヴェネウィアを率いた人物の名は世界史の教科書や図説で見ることはなく、塩野七生の本を愛読している人ぐらいしか知らないだろう。 最難関私立大なら辛うじて出してくるかもしれないので、このレベルとした。

クァイバーン

マッドサイエンティストクァイバーン。最難関私立大がしれっと問題に出すが、正解できる受験生は数%ぐらいだろう。 マウンテンを魔改造して何度刺されまくっても一向に堪える様子のない鉄人にするなどマッドサイエンティストぶりを発揮するが、彼はドラゴンに対して現実的な対抗手段を発明したとして名を知られるうようになる。 それまでドラゴンに対抗しうる手段はないと考えられていたが、スコーピオンを開発し、実際にドラゴンを一体退治した。

「次の4つの文章のうち、正しいものを選びなさい」という問題で4つの文章のうちの一つ「ラニスター朝の王の手であったパイセルは、ドラゴンに対抗する手段としてスコーピオンを開発した」とういう選択肢があって、これは誤りでパイセルではなくクァイバーン、というような感じの問題として出題されそうだ。

ハイスパロー

こいつはいきなり出てきたくせに長々とストレスフルな振る舞いを続け、見ていてイライラしたのであまり多くは語りたくないが、宗教急進派が王都を引っ掻き回したとして歴史に残る。

ゲームオブスローンズの世界では、宗教権力よりも国王の権力が圧倒的に強い。モデルとなったイギリスではそうでもないが、中世ヨーロッパでは一般に宗教権力と国王の権力は拮抗しており、宗教権力が国王権力を上回ったような出来事は歴史に残っている。カノッサの屈辱などがそうだ。

突然やってきたハイスパローは、いつのまにか権力を加速し...時の王トメン・バラシオンを懐柔し、摂政太后に恥辱の道...カノッサの屈辱どころではない屈辱を与えた。

ただ、そもそもこのジョフリー/トメン・バラシオン〜サーセイ・ラニスター治政が歴史の大局から見ればロバート・バラシオン時代から世襲王廃止時代の間の混乱期とまとめられそうなのと、宗教権力は長くは続かずサーセイにより一瞬で吹き飛んだので、歴史的重要性が相対的に下がりそうと判断し、このレベルにした。

サーセイ・ラニスター

上のハイスパロウとセットで名前が出てくるだろう。ハイスパロウにカノッサの屈辱を超える屈辱を味わわされ、その後そのハイスパロウごと面倒なタイレル家などをまとめて聖堂ごと吹き飛ばした。 ただ、聖堂大爆破事件がサーセイ・ラニスターの画策だと後世の人々が知ることができるのかわからない。関与を隠蔽し記録を抹消すれば、事故扱いされるかもしれない。 そうなるとハイスパロウに復讐した功績が歴史に残されず、サーセイは子供を全員失い、屈辱を味わわされ、デナーリス・ターガリエンの乱で王都を陥落された、ただただかわいそうな女王として後世から同情されるだろう。

サーセイはデナーリスやティリオンやサンサなど多くの王都外の人々から敵意を買っていたが、人民を気にせず聖堂を吹き飛ばした以外は実際そこまでひどい政治をしていたり虐殺をしていたり、というような描写はなく、特に悪い点も指摘されずただただ同情される。

大学で使う中世ウェスタロス史専門書に載るレベル

ここまでで述べた人物たちが、世界史に残る人物たちの全てではないかと思う。 その他の貴族たちや王都に関与した人々は、皆この専門書レベルに落ち着くと思う。世界史ではなく中世ウェスタロス史だ。 ここに該当する人物は多いので、思い入れのある人物や世界史になりそうだけどならないと考えた人物たちについてだけ軽く述べる。

ジェイミー・ラニスター

国王ジョフリー・バラシオンとトメン・バラシオンは彼の双子の姉のサーセイとの間の子どもである。 が、後世の人々からしたら大した問題ではない。このすぐ後の時代では世襲が廃止されるのだから、前王と血縁関係のない者が王についたからといって大して気にされない。

ジェイミーはドラマが進むにつれ、丁寧に好意的に描かれるようになった。最初はスターク家と敵対するところから始まり...そもそも彼がブランを塔から突き落としたところから物語が動き出すわけだが、彼の弟ティリオンに対する思いは王都でネッド・スタークを襲撃した最初から最後まで一貫しており、その兄弟愛は最終回で涙を誘った。

人類の存亡をかけた戦いでも、王都から一人馳せ参じた。私は彼が好きだが、でも世界史的に大きな功績を挙げたとは言い難い。中世ウェスタロス史を好む人々から、日本の歴女真田幸村に向けるような熱い視線を浴びるに留まるだろう。

ジョフリー・バラシオン

こいつはサイコパスでサンサが言うようにモンスターだが、意外にもそのサイコパスぶりは民衆にはあまり発揮されていない。彼がサイコパスぶりを発揮するのは周りの人間に対してだけだ。 キリスト教徒を迫害したローマの皇帝ネロのように宗教信者を迫害したりすれば少しは一般的にも名が知れた悪王になれたかもしれないが、ジョフリーはパッとしないまま短い生涯を終え、一般には名の知れない歴史的重要性もない王として終わる。

ロブ・スターク

「キャスタミアの雨」「ブラッドウェディング」などと聞けばゲームオブスローンズファンにはすぐわかる惨劇であり、ドラマ屈指の衝撃シーンだが、世界史には残念ながら残らない。 歴史を動かしたような事件とかは名前が残ったりするが、その当事者名までは残らなかったりする。

第一次世界大戦は世界史屈指の出来事であるが、そのきっかけとなったサラエボ事件は知っていても関係人物の名前がパッと出る人はあまりいないだろう。 ちなみに犯人はプリンツィプで、殺されたのはオーストリアのフランツ・フェルディナント皇太子夫妻。第一次世界大戦のきっかけとなった事件の関係者の名前でさえ最難関私立大学レベルだ。

第一次世界大戦と並ぶとは言えないものの、世界史上非常に重要な戦争である三十年戦争のきっかけとなった、誰かが誰かにどこかの窓から放り投げられた事件については私も全然関与者は知らない。

歴史に大きな影響を与えた事件でもそうなのだから、キャスタミアの雨事件も関係者の名前は残らない。ロブ・スタークが生きていても兵員不足でジョフリー殺害は難しい状況だったし、ボルトン家に奪われたウィンターフェルは数年後にすぐ取り戻した。ロブ・スタークの死は世界史にほとんど影響を与えなかった。

事件の残虐性、悲劇が中世ウェスタロス史専門家に知られるだけだろう。 だが残念なことに、それでも約束を守らず、勝手に他の女性と結婚したことによる自業自得、と評価されてしまうかもしれない。

ジョン・スノウ

北部総督ネッド・スタークの落とし子であり、良き兄弟に恵まれるも不遇な半生を送ってきたジョン・スノウ。実はレイガー・ターガリエンとリアナ・スタークの間に生まれた、鉄の玉座の正当な後継者エイゴン・ターガリエンであった。

だが残念なことに、彼がエイゴン・ターガリエンであることを活かすことはできなかった。デナーリスとドラゴンデートをすることができたぐらいだ。 そしてこれからも彼がターガリエンであることが生かされることはないだろう。 彼は壁の向こうの野人と壁よりもこちら側の人間を初めて融合させたが、地図上の陸続きの小さな箇所の民族と融和を成し遂げたことは、ドラスクを海を超えて移動させたデナーリスのインパクトとは遠い。

人類存亡をかけたホワイトウォーカーの立役者となったことは間違いないが、その戦いの功績はアリアやデナーリスに帰せられる。 デナーリス殺害についても、「デナーリス・ターガリエンは王都を陥落させたが、即位を目前に部下に殺害された」と名前は触れられずデナーリスが主語で語られるだろう。

ドラマの主人公のように描かれたが、最終シーズンで見せ場を作ることができず、歴史に名前を残すこともできないだろう。

世界史に残ることの難しさ

まだまだ書きたいことはあるのだが、疲れたのでこれぐらいにする。 世界史に残るのは誰かと考えたが、この数える程度の人々だと思う。

世界史に残るには、やはり、その人がそれをしたからこそ歴史が動いた...世界が変わったと言えるような功績があるようだ。加えて、やはり目立たないといけない。 個人的に推しのピーター・ベイリッシュは、要所要所でゲームオブスローンズの物語のトリガーとなったが、彼が得意としたのは裏からの政略・謀略で、表に出るものではない。ヴァリスもそうだ。 だから歴史的に諜報は一般に思われている以上に大きな役割を果たしているが、一般的にはあまり知られず、関心の高い人に知られるのみとなっている。

とはいえやはりゲームオブスローンズという非常に多くの人々が登場し丁寧に描かれる重厚なドラマを見ると、歴史のスポットライトが当たる一部の人々の裏にどれだけの愛のドラマ、憎しみのドラマ、謀略のドラマがあったことか...歴史の壮大さを改めて感ぜずにはいられない。

もっともっと歴史書を手に取り、世界の細かなドラマを知ろうと思った。

婚活で使えるいい感じのお店探しLinebotを作った

以前は結婚願望はそれほどなかった。 もうすぐ25歳になるが、それでもまだ24歳。社会に出てまだ2年目だし、そんなに稼ぎがあるわけでもない。 まだまだキャリアを築くことにも集中したいし、バックパックのような海外旅行もたくさんしたい。 それにこんな未熟な自分が家庭を持つことなんて考えられない。 だから結婚なんてしなくてもいい。 そう思っていた。

だがその考えは平成最後の夏に変わったのである。 数年振りに本気で好きな人ができたのだ。 ああ、人を愛するってこんな素敵なことなんだ、大好きな人と一緒にいれるってこんなに素敵なことなんだ、とわかった。 残念ながらその人とのお付き合いは短命に終わり、今となっては良い思い出だが、 それをきっかけとして僕の結婚欲は俄然高まり、婚活を始めることとなった。

マッチングアプリをやったことのある方ならわかると思うが、何人かと会うだけでわりと疲れる。 毎回同じようなチャットをして、同じような話を初回のデートでして、同じようなお礼LINEを送り、もはや作業である。 そしてだいたいお店選びは男の役割だ。(というか自分が勝手にやっているだけなのだが)

「初回デート」のお店選びは地味に難しい。付き合い始めたカップルのデートでお店を決めるのはそこまで気が重くないが、初回デートにはそれなりに望ましい条件がいくつかある。 僕が望ましいと思っている「初回デート」(初対面でのデートだ)のお店の条件はこんな感じだ。

(1) カウンター席がある 僕みたいなコミュ障な人間にとって、初対面の人間とテーブル席で向かい合って二時間も三時間も話し続けるのは至難の技なのだ。緊張するし、疲れてしまう。 これがカウンター席だと、相手の顔を常に見続けなくも良いし、少々の沈黙があってもそこまで気まずくもなく、話が弾みやすいのだ。

(2) 隣の客や、お店の人ととの距離が近すぎない 自分たちの会話が相手以外にも聞こえているというのは意外に気まずいものだ。 婚活がかなりメジャーなものになったとはいえ、会話を聞けば 「ああ、この人たちは婚活で知り合って今日初回デートなんだな」というのが簡単にわかってしまい、ちょっと恥ずかしい。 なので隣の客との席や店員との距離はある程度あったほうがいい。

(3) 明るくなく、少々暗いぐらい 心理学的にも言われていることだが、少々暗い場所の方が人間は親密になりやすい。 単純に明るいと相手の顔がよく見えてしまうので、話が弾みにくい。

(4) カード払いできる 初回デートだろうが10回目デートだろうがカードで払えないお店は避けたい

(5) イタリアン、フレンチ、ビストロ系など (1)~(4) に該当する店は結果的にこのジャンルに収まることが多いということなんだろう。 もちろん和モダンでシックな初回デート向きの和食店もあるが、基本的にはイタリアン、フレンチなどがファーストチョイスとして無難な選択肢なのだ

もはやなにについてのブログなんだという感じだが、要するに初回デートの店選びは難しく、時間のかかる作業である(下手すりゃ二時間ぐらいかかる)ということが言いたかったのである。

そこで、是非ともこの時間を削減し初回デートのハードルを少しでも下げたいと思い、「婚活で使えるいい感じのお店探しLinebot」を作るに至った。

仕事ではNode.jsを書いているが、もっとバックエンドの言語に強くならないといけないな、と思い、最近個人で勉強していたGoで書くことにした。 スターティングGo言語でGoの文法を学び、Goプログラミング実践入門 標準ライブラリでゼロからWebアプリを作るでGoで作るWebアプリについて学んだ。 GoはWebフレームワークを使わなくてもわりと簡単に簡単なアプリケーションを作れることがわかった。

Go言語用のlineのsdkが出ていたので、これを使用。 line developerサイトでlinebotのアカウントを作成した。

仕組みとしては、linebotのアカウントでリクエストのエンドポイントを指定することができ、ここに自身のアプリケーションのURLを入れれば、linebotへのリクエストが自身のアプリケーションを叩く、というものである。

私はHerokuに作成したアプリケーションをデプロイし、指定のエンドポイントに東京のエリア名のテキストのリクエストが来たら、婚活で使えるお店を探して返す、という仕組みにした。 本当はAWSの勉強もしたくてAPI GatewayやLambdaを使うことも考えたが、構想していたアプリケーションの仕組み上どうしてもDBを使う必要があり、AWSだとDBはどの種類でもわずかな使用でも料金がかかってしまうようで、やむなく断念した。

なぜDBが必要だったかというと、ユーザーから入力されたエリア名をそのままどこかに投げればお店が見つかる、というサイトやAPIがなかなかなかったからだ。結局東京のエリアとあるグルメサイトのエリアカテゴリパスのマッピング表を手で作り、それをDBとして保持、一度入力されたエリアからグルメサイトのパスを検索してその後グルメサイトのURLを叩いてクローリングするというちょっと回りくどいやり方になってしまった。

グルメサイトはもともとRettyでやりたかったのだが、Rettyは(多分)SSRしておらず、クローリングができなかった。Rettyは食べログぐるなびよりもお店のフィルタリングがしっかりしている印象だったので、婚活向けの店を探すには良いかと思ったのだ。掲載数も多く、カウンター席や価格帯で絞っても十分件数が出るので、このようなBotに向いてそうだった。 Rettyがダメとなり、東京カレンダーとOzmallで迷ったのだが、Ozmallの方が東京カレンダーよりレストランにひもづくエリアの正確性が高いなという所感を感じたので、最終的にOzmallをクローリングすることにした。

そうしてできたのがこちらのアカウント。 Herokuなので30分アクセスがないとサーバーが寝てしまうためレスポンスが非常に遅いことがあるが、それはご愛嬌ということで... せっかく作ったので、これを使ってデートを楽しみたい。

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トゥキディデス「戦史」巻2のペリクレスに見る政治家の素質

概要

トゥキディデス

トゥキディデス古代ギリシャアテネの人。 アテネともう一つ有名なポリス(都市国家)としてスパルタがあるが、トゥキディデスはスパルタに要地を奪われた責任でアテネを追放された。

戦史

アテネを中心とするデロス同盟とスパルタを中心とするペロポネソス同盟との間に起きたペロポネソス戦争を、アテネを追放されたトゥキディデスが第三者視点で記録した本。 政治学・国際政治学界隈では非常に有名な本である。

ペロポネソス戦争

元々古代ギリシャで自主独立していたスパルタに対し、アテネ覇権主義的な色を帯び、旧来国家であるスパルタと新たに拡張政策を取り始めたアテネ。 両国関係は不安定化し、紀元前431年スパルタがアッティカ地方に侵攻しペロポネソス戦争が勃発した。

トゥキディデスの罠

このように旧来国家と拡張政策を取り始めた新興国家との関係が不安定化し、戦争に至ってしまうことを「戦史」より「トゥキディデスの罠」と呼ぶ。 現代でいうと、20世紀後半から現在にかけて覇権を握ってきたアメリカ合衆国に対し、拡張主義色の強い台頭した中国の関係が不安定化し、軍事衝突が懸念されている。 深刻に懸念されているのはこの「トゥキディデスの罠」が歴史上何度も現実のものとなってしまっているからだ。

巻2

概要

巻2の内容は、アテネの政治家ペリクレスの演説に焦点が置かれている。 演説はスパルタからの侵攻を受け大戦が勃発した後の最初の冬に死者を弔う儀式においてのものと、疫病が流行し内憂外患に苦しむ市民が戦争を推進するペリクレスに対して不満を募らせている時に行ったものだ。

トゥキディデスはこの巻2で、ペリクレスを直接的にではないが賞賛している。 まず、指導者としての演説だ。 ペリクレスは非常に演説がうまく、この演説により戦争に対しての不満を持っていたアテネ市民を奮い立たせ、戦争への機運を高めることができた。 もう一点、こちらが重要だと思うが、ペリクレスは非常にリアリストで、アテネが戦局を拡張しようとせず、冷静に海軍力を拡充し機を待てばこのペロポネソス戦争に勝利できる、と見抜いていたことだった。 残念ながらペリクレスは開戦後数年で亡くなり、アテネは彼の意に反してシチリア島にまで戦局を広げてしまい、ペロポネソス戦争に負けてしまうこととなる。

感想

トゥキディデスの戦史巻2には、現在にも通じる政治家・指導者として大事なことが凝縮されていたように思う。

下記3点が国の指導者として必要なことではないかと感じた。

指導力

「民主主義」は間違うことがある。ペリクレス亡き後政策決定が市民の恣意になり、アテネは破れた。 市民は愚かだから賢い指導者に全て従え、と言うつもりはないが、「民主主義」が間違いを犯すというのは事実だ。

だから、賢く指導力ある者が市民を導く必要がある。 大衆に迎合し大衆受けの良い政策を進めるのではなく、大衆は受け入れるのが難しいかもしれないが、その状況下で正しいと思われる政策の説得に努め、実行する力だ。 頭がよく政策を寝る力があっても、それを市民が受け入れるよう説得し導くには別の力が必要だ。 ペリクレスの場合、それはスパルタの支配に甘んじることではなく、機を待ち欲を働かず確実に堅実にペロポネソス同盟と戦いペロポネソス戦争に勝つことだ。

② リアリスト

いくら指導力があっても、空想主義者ではだめだ。政策はそんな簡単にうまくいかない。 指導力がある空想主義者は最悪だ。市民を危険に陥れてしまうだろう。 現実を見て、今の状況でもっとも確実なbenefitが見込める政策を見極める力が指導者にはなければならない。 ペリクレスアテネが野心的に戦局を広げてペロポネソス戦争を勝つ力はないが、冷静に備えをし堅実に戦えば勝てるということを見極めていた。

③ 国を、市民を愛する精神

これがなければ、私利私欲のために市民を利用する独裁者だ。 国と市民を愛し、市民には受け入れるのが難しいかもしれないが市民のための政策を推し進めるにはまず市民を愛さなければならない。

こうして見ると、私は現日本首相の安倍総理は(外交政策においては)これら全て要素を満たしていると感じる。 彼が国や国民を愛しているのは疑いようがない。 そして極めて現実的だ。野心的な中国が台頭して日本の軍事力を大きく上回り、非常に大きな脅威となっていて何らかの対策が必要なのは事実だ。 特定秘密保護法、安全保障関連法を成立させ、トランプ大統領アメリカと友好関係を築き、プーチン大統領のロシアとも友好関係を築いているのは極めて現実的な判断だ。 安全保障関連法やアメリカとの友好関係なしでも大丈夫、などというのは空想主義極まりない。 また、やり方には一定程度不足はあるかもしれないが、強い指導力があるからこそこれらの実績を作ることができた。

安倍総理の後も、人気取りのために大衆受けの良い事ばかりいう政治家ではなく、国民の反発を招くかもしれないが現実的に正しい判断のできる政治家が続いて欲しいと思う。

クロスドメインでCookieを書き換える方法

退職が近いので、社内esaにまとめた内容を自分のブログに移していこうと思う。

 

背景

案件内容

ある英語のECサイト。トップページを管理しているベンダーと検索ページを担当しているベンダーが異なり、私の会社は検索ページを担当していた。

すなわち、トップページとそれ以外でドメインが異なるのだ。

英語のECサイトなのだが、多言語化をしたいということで、Googleの翻訳タグを埋め込むことになった。

課題

Googleの翻訳はcookieの値を参照してどの言語に翻訳されるか決定される。googtrans=/en/ko ならページが韓国語に翻訳されるし、 googtrans=/en/ar ならページがアラビア語に翻訳される。 ドメインが同一ならCookieの書き換えは容易いことであるが、Cookieは異なるドメインでは書き換えることができない。前述のようにトップページと検索ページはドメインが異なるのだが、トップページから検索ページのドメインCookieを書き換え、またその逆も行わなければならない。

調整した仕様

概要 双方のサイトにCookie書き換え用ページを用意し、片方のサイトで言語が変更されたタイミングでiframe内で他方のページを呼び出し、他方サイトのCookie書き換えを行う。呼び出すCookie書き換え用ページのURLにGETパラメータとして暗号化した鍵パラメータ、言語を表すlngパラメータを付けることで受信側は送信側の妥当性を確認、指定の言語に自身のドメインCookie「googtrans」を書き換える。

具体的には、相手側ドメインCookie書き換え用ページのURLを互いにあらかじめ共有し、指定の方式でパラメータを付けてiframe内で送信する。

iframeは同一生成元ポリシーを回避できるため、iframeを使用した。

実装

概要

iframeタグのsrc属性に呼び出すURLを指定する。

iframeのsrc属性は「表示させるファイルの出処を指定する」ということで、src属性にURLを指定することでiframeタグが読み込まれた段階で指定したURLが呼ばれたことにすればいいんじゃね?という考えから思いついた。

コード 

 

<iframe id="iframe-googletrans" name="iframe-googletrans"  width="0" height="0" style="display:none;visibility:hidden"></iframe>
/* Google翻訳の要素 */
$(document).on("change", ".goog-te-combo", function(e) {
        setCookie(site.id);
});

function setCookie () {
    if (siteId === "global") {
        var aryCookies = document.cookie.split(";");
    var googletransCookie = "";
    for (var i = 0; i < aryCookies.length; i++) {
        if (/googtrans/.test(aryCookies[i])) {
            googletransCookie = aryCookies[i].replace(/\s/, "");
            break;
        }
    }

    /* cookie "googtrans" は googtrans=/en/ja という形。ISPパラメータとして送信する際は、lng=ja という形で送る */
    var selectedLangage = googletransCookie.split("=")[1].replace(/\/en\//, "");
    if (selectedLangage) {
        var src = $("#iframe-googletrans")[0].src;
        src = src.replace(/lng=[a-z]+/, "") + "lng=" + selectedLangage;
        $("#iframe-googletrans").attr("src", src);
    }
}

これで無事パラメータ付きでクロスドメインで指定のURLを呼び出し、Cookieを書き換えることで選択した言語を引き継げるようになった。

結論

クロスドメインCookieを書き込みたいときは、iframeのsrc属性にCookie書き込み用ページのURL指定しましょう

データがすごくて個人の満足が上がるのは間違い無いけど、人類としてそれは幸せなの?

これはずっと前から思っていたことです。大学三年生ぐらいのときかな、イーライパリサーさんの「閉じこもるインターネット」という本を読みました。

インターネット空間全体が個人にとってパーソナライズされて、どんどん個人の世界が狭くなっていくというものです。
 
パーソナライズされた検索結果を返すGoogle、パーソナライズされた記事を見せるFacebook、その他たくさんのサービス...
確かに、パーソナライズされた情報は自分が喜ぶ情報だし、嬉しいんだけどもっといろんな選択肢を知り、いろんな広い世界を知りたい。
 
バイスが小さくなるにつれ、見せる選択肢の数の制約は厳しくなっていって、より個人に最適化することが重要になる。理解はできるけど、そんな世の中でいいのかな?
最近のサービスはもれなくそういう方向に進んでいるし、自分の会社もそう。うーん...
こういうことを言って、わかってくれる人もいるけど、同意してくれないことの方が多いです。僕の考え方は古いんでしょうか。
 
と言いつつAmazonが勧めてくる商品をポチっとしてしまったりする自分に、悲しくなります。。
 
 

「変なやつ」と思われることの幸せ

会社では変な人と思われてます。実際は変な人ではないですが。

でも、すごく得だなと思ってます。
 
大学生ぐらいまでは、頑張っていい子にしてないと、優等生っぽくしてないと、みたいに背伸びしてた感じがあるのですが、
今は全然なくて開放感があります。優秀じゃないといけない、というプライドもないし、会議で変な発言してもキャラを生かせて笑いにできている気がします。
 
悪くいえば弱者の生存戦略みたいなものなのかもしれないけど、
自由に思ったことを発言できたり、自分を表現できたりするのは幸せだなと思いました。